プロフィール

うんげん

Author:うんげん
雲南省とチベットの国境らへん↑

やまもと りょーた。

京都

瓜生山の古家に住む

34歳

24カ国放浪

大阪芸術大学、写真学科卒。
長久手町出身。





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まとめ
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07月01日(木)

い草の旅

船旅。

何度めだろう、船中泊。

思い出して。。。

小樽ー舞鶴 3回
苫小牧ー名古屋5回
石垣島ー大阪6.7回
上海ー大阪3回 [鑑真号]1回
那覇ー大阪4回
南大東島ー那覇3回
北大東島ー那覇2回
バリ(イタリア)ーアテネ1回

こんなもんかな。
なんと、56船中泊してる。

たぶん何か忘れてるけど。。。
世界一周できるんちゃう?


今回、初上陸する、九州!

い草の刈取りに、熊本県、八代へ、農家の太田さんにお世話になる。

大阪南港を出発して、別府へ。

50ccリトルカブに荷物積んで。


太田さんには、今年、3月頃に藤井畳店で出会った。

ここ最近、国産のい草の出荷量がガタ落ちで、

京都よ、どないになってるの?

と言う、熊本い草協会の面々が、京都の色んな畳店に訪問してきてた。

そのウチの1人が太田さんで、

とことん、い草好きの、芋焼酎大好きの人だった。

いっぱい語り合った。現実とのズレが何で出来たのか?

その夕方に伊吹元文部大臣がワシを訪ねて来てくれたんだっけ。

思い出すなぁ。

あれから、4ヶ月あまり。。

やっと、い草の田んぼに、向かう事が出来る。

心配なんは、昨日の大雨。

出発前に、京都畳組合の理事長さんに、挨拶しに行ったら

昨晩の大雨で、太田さんの近くの農家さんの
田んぼが潅水してる写真を、写メで見せてもらった。

今年はヤバイんかなぁと、心配になる。

成育は、5日ほど遅れてると太田さんに聞いてた。

地球の天気は常に変動する。

過去は統計でしかない。

作者と自然との対峙。

そして、農家の腕の見せ所でもある。

ワシは北大東島や石垣島でサトウキビに立ち会った。

手狩りして、工場も勤めた。

農業は紙一重。

技術、天気、土、陽当たり、気配りなどなど。。。

それら全てが重なった時しか、満足せん。

農業は、甘くない。


ワシは畳屋になりたいけん、部屋にキチンと敷く事が仕事。

でも、知りたいんやなぁ。

素直に。率直に。

ワシらは、畳は農産物と気軽く言う。

けど、夏のクソ暑い日射しん中、合羽着て、田んぼで仕事して、
一日5食食べて。。。

冬の始まりの、初雪の舞う時に、凍てつきそうな田んぼに直接手で、
焚火しながら、 そっと苗を植える。

こんな厳しくせんと、日本の畳の表となる、い草はできん。

ほんで、機械織と、手織りがあり。

もう、幻の手織り。

やりたいぜよ!

理事長さんに、備後のい草農家の暮らしのドキュメンタリー借りた。

おばぁちゃんが、言うてた。

孫の様に可愛い、い草の表だと。。。

可愛い、い草!

どんなんじゃねん!

ワシには、まだ可愛くは、感じん。

たぶん、それらは文化財にしか使われへん。

ワシは、家族、友達、つながりのある人の畳がしたい。
そんで、ワシの畳が子孫につながったら幸せ者じゃ。

ワシの畳の上で死んで欲しい。。。あの世。。この世。。


いくでこんにゃろう!

表の素晴らしさを掴んじゃる。

芋焼酎はキクわぁ。。さてさて、船で寝ますかな。

写真は別府の秘湯へびんゆ
カブ

へびんゆ











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07月28日(水)

い草日誌1

朝7時に起床。大雨警報。
でも、農家は進む。
自分達より、い草の収穫期を重んじる。
今から刈取りを終えるまで休みは無い。

田んぼに出ると大雨。ちょーカッパ。
手刈りでハーベスターの入れる空間を作る。
研ぎ澄ました鎌で、2株ずつ刈る。
12株を一まとめして、スグキと言うい草の選別作業をする。
これがしんどい。
サイズを揃える手作業。

そして、昼からハーベスターに乗る。
初めての農作機の運転。
冷や汗なのか、どっしゃりと緊張の汗を吹き出す。
しかも休憩の文字は無い。
ぶっ続けで午後7時に終わる。

田んぼには沢山の虫が生息していて、刈られた後には小鳥が群がる。
手でツバメを捕まえれそうなくらい至近距離。
小鳥を掻き分けてハーベスターは進む。

ご飯を作る暇が無く、近所の商店に運んでもらう。

身体はガタガタで、呑むビールか格別に美味い。

今、お世話になる農家の太田さんは、農林水産大臣賞をとる
日本の5本の指に入る、畳表を作る。

そらぁ厳しい指導の元、必死に作業した。

でも、家族は温かく迎えてくれ、とても充実してる。

いわゆる農家の嫁さんである奥さんはとても優しい。
けど、男と同じくらい働く。
そして、家事もこなす。敬服します。

太田さんとは毎晩、芋焼酎を呑みながら日本の文化について話し合い
い草の細かな情報を教えてもらう。
ここまで詳細な情報や検査や管理の手法が有るなんて全く無知だった。
でも、農家の厳しい現状を知る。そして、厳しい作業を体感する。

言葉だけでなく身を持って知る事が、人に語れる事だと改めて実感した。

深く寝むりにつけそうな1日です。
 
07月28日(水)

い草日誌2

今日は朝から晩までハーベスターに乗った。

でも、思う様に動かせない。

農家では中学生でも乗りこなせると言われ
自分の実力のなさを思い知る。

口先はいくら上手くても、出来なければそれまで。

汗だけが無駄に多く流れる。

休憩時間など無く、走って麦茶に向い水分補給する。

すげぇなぁ。身体が資本ってこの事じゃ。

昼は2時間ほど、休む。昼寝する。

八代


でも、それは、い草の為。

太陽の加減で休み時間を決める。乾燥具合で良し悪しがあるらしい。
雨なら1時間。
今日は曇り。
晴れると午後4時から暗くなるまで。

一日が2回ある感覚。

仕事が終わると太田さんは、とても優しい。

でも、それが悔しい。

何とか乗りこなしたい。

足手纏いになりたくない。
役に立ちたい。

空回り。

明日は5時半スタート。

明日こそ、やってやる。こんにゃろう!
 
07月28日(水)

い草日誌3

い草日誌3 7/16

今日から乾燥が終わった、い草が出てくるので

早朝、い草の袋詰して、倉庫に運ぶ。

い草は一年寝かせる事により香りが、知っている香りになる。

い草の原素の香りは干草の様な香りで、
泥染する事により醸し出される。

朝、5時起床。

早朝

3時間の倉庫作業。
乾燥した泥が細かな砂になり舞い真っ白な顔に。。

その後、朝飯をサッとたいらげ、田んぼ仕事。

午前中はまだ、おぼつかないハーベスターも、

午後になると、何となくなれてきた。

鼻唄が混じる。

最初に浮かんだのは、ジャニスのメルセデスベンツ!

乗っているのは、Kubotaの、い草ハーベスター。
ハーベスター


エンジン音で回りには聞こえないので、思いっきり唄う。

ちょーきもちい。。

曇り空がとても嬉しい。
晴れたら地獄汗モード。

夕方7時頃作業が終わり、シャワーを浴びて呑むビール最高!

やっと農作業の身体になってきた。
筋肉痛だらけやけど。。

もっとベンツに乗りたかったぜよ。

明日も5時スタート。

日の出前に始まり日が暮れると寝むる。

田舎暮らしやなぁ。

仕事は過酷やけど、充実感はある。

何となく何故ワシは此処に居るのか、
目的が少し見えてきた気がする。


ただ情報を知りたいのでなく、身体で感じたい。
そして、同じ釜の飯を食い、農業の過酷さを共有し、
人との繋がりの中で、もの作りしたい。

今後のワシの作る畳はよりいっそう愛着を持って作るだろう。

きっと、京都に帰って畳を作る時、
太田さん一家の顔や風景を浮かべて、
一針の重みが変わる様な、そんな畳士になりたい。





 
08月08日(日)

い草日誌4

い草日誌4 7/17

4日目にして、ようやく一日の流れが分かってきた。

い草2


早朝に乾燥が終わった、い草を袋詰する。2時間作業。
泥染が終わった、い草を乾燥部屋に移す。1時間作業。
朝飯 30分。
田んぼに出て、ハーベスターでい草を刈取る。昼まで。
昼飯 30分
昼寝する。
昼寝は天気に合わせる。
曇り空や雨なら2時半から刈取り。
晴れたら、4時から刈取り。

い草はとても敏感で、暑いと気泡が閉じてしまい泥染が出来ない。

ハーベスターが入れる様に手刈りする。
生育様のネットを外す。

後はひたすら刈取り。

調子出てきた。

今日のテーマ曲はストーンズのサディスファクション!

さて、明日も4時半起床。。。
 
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