プロフィール

うんげん

Author:うんげん
雲南省とチベットの国境らへん↑

やまもと りょーた。

京都

瓜生山の古家に住む

34歳

24カ国放浪

大阪芸術大学、写真学科卒。
長久手町出身。





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まとめ
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01月19日(火)

まちばり

machi2




い草の上敷きを止めたり、張りを出すときに使う。
まちばりと言われるだけあって、まちばりなんだな。

だが、なぜに?穴が開いているのだろう?と思い、師匠に尋ねてみた。

その昔、
カマチの角の部分は木枠で出来ていて、その寸法を測るのに
まちばりを寝かして、その穴にもう一つのまちばりを刺し、ほんで目安をつける。
何の事かさっぱりっじゃったが、実際にやってみて
まぁ、何となく分かるけど、物差しでええやん!

んで、
元々、穴が先にあったので、それを利用した説と
その為に、穴を作った説があり
卵と鶏の話になってしもうた。

じゃが、まちばりは使う。
まだ、畳表を張る事はできんが、
師匠の張ってる姿はかっちょええ。
9本刺す時と、8本刺す時があって、
9本が京間の畳で、8本が関東間。
い草の質によって変えるらしい。
高級な、い草は張りが違うらしく安いのは京間でも8本でするらしい。
7本でも出来るらしいが、ふにゃけるらしい。

まだまださっぱりじゃ。














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01月23日(土)

包丁

包丁


畳に包丁を使う。
そんな事、全く想像出来なかった。

包丁は畳表のい草の生地を裁断したり、
または、2寸<6センチ>くらいあるワラ床を裁断する事も可能!

まだ、ワラ床の裁断は見た事が無いが
師匠が畳表の裁断をすると、一気にザッッザッと切っていく。
その時、社会見学に来ていた小学生の興奮の眼差しはワシには羨ましかった。

早く覚えてぇ。

もう少しで実践するので、のちほど感想を述べたいと思います。
早く切りてぇ!

新品は刃がもっと四角く大きいが研ぎに研ぎまくるので、
自分の型に馴染むらしい。
写真は師匠の包丁。




 
01月30日(土)

苧麻物語 其の壱

苧麻1

先日、師匠に作業台の畳を我が家に運んでもらった。
この、作業台は85年ほど前に制作された畳で、
後日、登場すると思うけど、良い畳台の上で作業しなさいと
家宝の特級の品を頂いた。
全然違う!感動しすぎて涙を流した。

この畳を現在日本で制作出来るのは3人ほどらしい。
師匠も一級技師の資格をもつが、できないらしい。
値段を恐る恐る尋ねると、今同じ様な、い草で制作したら、1畳18万円!!
がびーん。
ペルシャ絨毯と同じような価値はあるんちゃう?と師匠。
飛び抜けた技術の結晶。

で、その畳をじっとじっと、ほおずりしながら眺めていると、糸が違う。
今は、強度の為ビニロン<体育祭などのテント生地>を使う。
師匠も習い初めからビニロンだった。

資料などを調べると、それは苧麻。

ワシは苧麻を求め、京都の老舗の麻問屋の塩谷さんに師匠に連れて行ってもらい
若社長に尋ねた。
だが、知らないし、そりゃ無い!ラミというらしいしか分からなかった。

途方にくれたワシは天神さんへ『毎月25日に北野天満宮で行われる骨董市』カブで向かう。

ブラブラしていると、麻布<青土>の看板が。
そこで苧麻の糸ありますか?と店主に聞いた。

そしたら、でるわでるわ苧麻の糸。

店主の方に話を聞いてると、マジで苧麻に惚れている人やった。
お互い夢中に話を語り、途中半泣きになりながら、
日本の伝承についての現状や、中国の農村の現実など切羽詰まった状況を語り合った。
互いに色々、共通の認識を持てた。
素晴らしい天神さんとなった。

今日、初めて苧麻で上敷きを縫った。
師匠も知らない苧麻の糸。
上敷き<ゴザ>なら縫えるが、この太さでは畳は保たない事が分かった。

そこで今度、特級の畳の少し切れた部分の切れ端の苧麻を、青土さんへ持っていく。
そこで、また話をしようと考えた。

ワシは思う。
今の、普及されている等外の畳は10年ほどしか持たない。
特級は100年は余裕。今の特級は8万円くらい~。
値段はそりゃ違うけど、100年もつ家と30年で壊される家。
どちらを建てたいだろう。
確かに特級は高い。
けど3世代、自分が生きてる間、自分を知る家族が生きてる間はそれでいい。
だから、小さい家に住むんが良いかな。
全てに優しい。畑も作れたりする。
でも、考えなきゃいかん事は山積。
コンパクトライフ。
バックパッカーの知恵が役に立つと思う。

これから家を建てる事を考える、ワシたち世代へのメッセージを受け取った。

じゃが、話に夢中になりすぎて3時間が過ぎて
愛車カブに駐禁が貼られていた。
がびーん。ちょー金欠なのに。。。



青土
aöni textiles







 
02月23日(火)

苧麻物語 其の弐

畳の糸。

現在はビニロンって<運動会などで使う白いテントと同じ物>を使う。
師匠も、習い初めからそれやった。
でも、畑の有機肥料に古畳を使う時、
農家の人達はビニロンの糸を取らんといかん。
ワシはゴザを縫う時、最初の疑問やった。

で、糸を探してる。
これが、意外と大変。

京都に残る、老舗の麻問屋さんの社長も知らない。

でも、偶然出会った、宇治の麻の青土さんは知っていた。
そんで、訪ねた。
話が弾み、鍋をゴチになりながら、現状について話し合った。

四川省が苧麻の名産地らしいが、そこの農家の人々が
作るのを辞めた。
携帯電話の工場にシフトしたらしい。

だから青土さんも、もう辞めるらしい。
原材料が手に入らないから。

青土さんほど、ヘンプの布を手作りで生産してる人は日本に居ない。
作業場もでかいし、織り機は中国製、韓国製、日本製と
ここまで、そろっているのは青土さんの所だけらしい。

鍋の席で、奈良芸術短期大学の先生と出会った。

麻のスペシャリスト。澤田絹子氏。

ワシはただ、昔ながらの農産物だけの畳が作りたい。

それを様々な人達がプッシュしてくれる。

そして、大正天皇に献上された、い草を知る。

近江表 なり。

現在は生産されていない。

井伊直弼の頃、米に変わった。

金の亡者め!

でも、近江米はおいしい。くやしい。

偶然が重なり、澤田さんが東近江の文化委員に肩書きを貸してて
そんなら、作る?という話に。。。

今日は、京都の麻問屋の塩谷さんの番頭さんが来た。

むっさ研究家。若旦那とは全然違う。さすが番頭はん。
九州で、田んぼに足をつけて、い草の植え付け経験済み。


師匠を人間国宝にしてやる!!
ワシの野望がまた増えた。

近江表の復活事業!!

もちろん、米も作ります。床は藁で出来ているし、金もねぇ。米食いてぇ。

参加者募集! 

一緒に田んぼしませんか?一人でもするけど。。。
もち、ちょー自由参加。暇な時だけ全然OK。

ただ、麻はご存知のとうり栽培は難しい。
世論ってキビシいなぁ。

けど、政治家や問屋さんや小学生が、ワシを後押ししてくれる。
ほんまありがたい。

全部作るぞ、このやろう。。
 
03月19日(金)

糸を廻る冒険

今日から4月初旬まで、旅に出る。

今日は、花背に行ってきた。
先代の産まれ故郷。

楽座の女将と二人で原チャリ旅行。
早朝、鞍馬を越えて花背峠にさしかかる。
気温2度。
ちらりと雪が舞う。

京都を囲む山を背にした。
峠を下ると、花背の集落が小さく広がる。
久しぶりの、ほんまの田舎。
田畑と茅葺き式の家がポツポツある。
のどかとは此処のような景色を言うのだろう。

うら畑


京都とは全く違う空気。
梅の花は、まだつぼみ。
庭先にフキノトウが顔を出していた。

花背1

雪の季節が終わったばかりの、静かな空。

85歳になる、先代の親戚のおばぁちゃんを訪ねた。
目的は、糸を紡ぐ事を習う。

麻の老舗問屋の塩谷さんの番頭さんからの使令。
まずは、縄を紡げ。

おばぁちゃんの言葉。
じっくり、ゆっくり数をこなせば、誰でもできるよ。
私ら、小学生の頃から縄を紡いでいた。
田畑や山仕事では必ず必要となる。縄。

初めは女将もワシも、全くできない。
見る知るだけでは、全くできない。
やる。これだけが重要。
黙々とお話しながら紡ぐ。
口も弾むが、手は緩めぬ。

sors


お昼頃になると、じわじわ出来るようになる。
だけど、日差しがでると、とたんに出来なくなる。
すぐ、い草が切れてしまうのだ。

おばぁちゃんの言葉。
乾燥すると、強度が無くなる。
水にい草をさらしたら、また出来るよと。

ほんまにそうやった。

黙々とお話ししながら。。

おばぁちゃんの名前はイトさん。

itosann


イトさんは何でも作る。
ジャムやら梅酒やら、魚籠やら円座やら。。

ワシらはイトさんから、沢山を学べそうな気がする。
でも、猶予な気持ちはない。
85歳。

イトさん、最高傑作の円座は
惚れ惚れする程、綺麗に出来上がっていた。

この技術。絶やしてはならない。
子供達にも継いで生きて欲しい。


今日から、日本が伝承してきた糸を学ぶ旅に出る。
現在、昔ながらの畳の糸を紡げる人は、日本に存在しない。
ワシが、復活、模倣するしかない。

もう、途切れてしまった、文化。
ワシ達、現代人は何を求めて、糸を断ち切ったのだろう。

次に、目指すは、鬼無里村。
鬼が無い里?
それとも、鬼を無くした里?

さて、旅の始まりだ!







 
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